■最近の「津山線 Tsuyama Line」
◆12/14~16 亀甲~津山で昼間、列車を運休して集中工事が行われました。 こちらもご覧ください
保線工事:亀甲~佐良山、佐良山~津山口のPC化工事未実施の2ヶ所でPCマクラギ化工事が行われていました。
その他の箇所でも、点検や、切通箇所では高所作業車での線路を覆う枝木の伐採なども行われていました。
亀甲~佐良山の工事個所。
佐良山~津山口の工事個所。
マルチプルタイタンパーによる着き固め作業
昼間の集中工事は、岡山では、赤穂線に続いての実施でした。以前は、コンクリートマクラギといえば、幹線が主でしたが、形状を単純化した、所謂低廉化(一般形)マクラギの工事が進んでいます。ローカル線の保守低減の取り組みについては、こちら
リレーバス:亀甲~津山には、列車に接続して、リレーバスとして中国JRバスの「鉄道代行」バスが運転されました。
津山駅の乗り場の他、津山口、佐良山にも各々2人係りの方が配置されていました。簡易委託駅の亀甲では、列車への乗り換えもあり、バスの誘導も含め数人で対応されていました。バスも運転手の他にも1人添乗し2人体制。
津山駅 臨時バス乗り場の6番
続行便か、後方にも車両が待機(津山)
普通列車からの乗り換え。直行便へ急ぐ高校生が目立ちます
津山口駅前乗り場
旧国道の狭い道路を走ります
直行便は53号線を走行 佐良山
佐良山駅前乗り場
こちらも、旧道を通ります
亀甲駅:大型バス2台が入ると一杯
鉄道代行バスは、津山線では今迄、落石や、水害で、岡山~金川は幾度か走りました。金川は、2車線の道路に隣接し、進入路も整備されていますが、亀甲をはじめ他の多くの駅は幅員の狭い旧国道の街路に面して設けられており、これらが始終点となると、バス運行が大変のように思えました。
津山へ向け出発。岡山方向へ走り迂回して53号線に入ります。
岡山~亀甲 区間列車:普通は「亀甲」の幕表示。快速列車は「快速」でした。注記の無いもは、岡本さん撮影
普通「亀甲」 (牧山~野々口)
「快速」亀甲行 弓削駅
普通「亀甲」 (金川)
普通「亀甲」 (建部)
亀甲駅 乗り場案内等の掲示
線路閉鎖解除後の一番列車3940D「快速 津山」(撮影 管理人)
今回の特集は
コロナ禍で、何となく暗い一年が過ぎ去ろうとしています。津山線でも、当然団体臨時列車も走りませんでしたが、それでも日々の通勤通学者をはじめとする、利用者にとっては、欠かすことができない存在には違いありません。この一年を振り返ってみます。
🔶車両編:ノスタルジー車両の国鉄急行色塗色変更。120に浜田色車が加わり、先の急行色・一般色を交えた3色混色列車が
走りました。
急行色の初運用となった2/29の3932D後藤からの配給も(撮影:岡本さん)
桜輸送の臨時列車はありませんでしたが増結で対応(撮影:花江さん)
浜田色の120-357(元は岡山)が加わり津山線の他、伯備・姫新線でも活躍(撮影:岡本さん)
ダイヤ改正で4⇒3輌となった957D(3/14 亀甲)
急行色の登場で、従来からの国鉄一般色や、首都圏色との混色編成が走り、鉄道ファンを喜ばせました。(撮影:岡本さん)
ダイヤ改正では、他に、岡山からの最終972Dがが2輌に。朝の快速の折り返し944Dが4⇒2輌に。一方で3931Dは休日も4輌に
🔶施設編:駅舎の建て替えが進みました。野々口、小原、津山口がコンパクトなものに変わりました。一方でトイレは廃止

野々口駅(撮影:岡本さん)
小原駅(亀甲方を望む)
津山口駅(通過する3939D)
こういった駅舎の建て替えは、JR西日本の各地でおこなわれています。駅設備の適正化、安全で、清潔感のあるシンプルな駅舎への改修とされています。
建部駅の構内通路への遮断機の設置
津山駅では、LCDの発車標が登場
金川駅には、接近表示が設置されました
🔶集中工事:12/16付「最近の津山線」でも、紹介していますが、工事はもちろん、代行輸送にも多くの手間がかかりました。

概ね9時から16時の間、上下16本の列車を、津山・亀甲間で運休。亀甲折り返しで運行されました。前面の行き先表示は、普通は「亀甲」、快速は赤字で快速。岡山方面からは、亀甲到着後乗り換え時間約5分でバスに接続。
津山からのバスは、乗り換え時間が5~10分に設定されていました。
PC枕木化工事車両(軌陸車:道路・線路上を走行可能)。今回は工事現場近くの踏切から載線。
いつもは、深夜に実施されるマルチプルタイタンパーによる作業、枕木を持ち上げ、下にに砕石を詰める
福渡駅の列車・リレーバスの案内

亀甲を出発する代行バス
バスの所要時間は20数分。列車だと10~13分

代行バスに乗車中の利用客
①
吉井川水系 皿川